CBS MASTER WORKS D41
CBS MASTER WORKS YW-350 (D41モデル)
輸出された国産ギター!
アメリカ向けにも輸出された国産ギター。
製造は「春日楽器」と聞いていますが、矢入一男さんなども関係していたらしく、そのあたりの名古屋のビルダーの関係にはとっても興味深いものがあります。
鈴木バイオリンなどから独立(など)したビルダー達の相関関係図などができれば、非常に面白いのでは?と思うのは私だけではないでしょう。
ところで・・・「CBS」っていうのはアメリカのメジャーな放送局の名前!そこでもって「マスターワークス」!=「傑作」となるわけで・・・
そのネーミングの壮大な野望には、思わず脱帽してしまいます。
今でもアメリカのオークションサイトに名前がたまに出てくるメーカーCBS MASTER WORKS!
造り、また音はこの時代としては非常に高いレベルだと思います。
形はマーチンD41を踏襲。しかし、ブリッジはギブソンなどでよく見られるサドルブリッジ!(ローズで埋めて改良済み)
ちょっと中途半端にも感じられますが、名前のごとく両方の良いところを真似て制覇を考えていた?のかもしれません。
装飾もメキシコ貝を多様した豪華なギターです。
ラベルが剥がされており作者が分からずにおりましたが・・・
このギターは、同じインレイを持つギターを調べた結果、矢入一男さん製作の可能性が高そうです。
なぜならば同じヘッドの形状や同じヘッドインレイを持つギターには「KAZUO YAIRI」の名が記されたラベルが貼られているものをいくつか他サイトで見つけたからです。
▼同じヘッドインレイのギター
島村楽器さんのサイトより
▼このページのギターと同型と思われます。
モデルとしては、1960年代後半の「春日ウェスタンギター」ともよく似ています。
春日ギター60年代終わりのカタログ
そんなことを調べながら「いっそご本人に聞きにいってみようか?」と思った直後、矢入一男さんの訃報を知りました。
ご冥福をお祈りします。
すっごくいい音がしていますよ!多分材質もD41を研究されたのでしょう。美しいサスティーンを響かせていますよ。天国の矢入さんありがとう!2014.3.31
クリーナー・ワックスは無用!魔法のギタークロス
牛革のクロスです。
いろいろな布製クロスを使用してきましたが「実は表面の汚れだけを落としていた」・・・
ということをこのクロスを使用して実感!
ちょっと屈折した表現になってしましましたが、それほどに牛革のクロスは油分や汚れを根こそぎきれいにしてくれるのです。
湿度調節能力に優れていて、ケースの中へ入れておくだけでも効果的らしいですよ。
このお店は10,000円以上買うと送料無料だそうです。
下に紹介するギターセット弦などと、一緒に!というのもお得な購入法です。
LHL LC-2800 【100%天然素材の本革クロス】 |
specification
- メーカー/CBS MASTER WORKS
- 製造時期 /1970年頃
- ボディタイプ /ドレッドノート
- フレット数 /20
- 材質
- ボディ トップ
- ソリッド・スプルース
- バック&サイド
- ソリッド・ ローズウッド
- フィンガーボード ローズウッド
- ボディ トップ
- ハードウェア
- ペグ Sヤイリとあるがチェンジされている可能性が高い
- ブリッジ ローズウッド (オリジナルはサドル式金属製ブリッジ)
- ピックガード オリジナルはマーチンなどで利用されている形のものだった。
世界初!フォスファーブロンズ弦を世に出したダダリオ
今では結構主流のフォスファーブロンズ弦。
実は、フォスファーブロンズ弦を最初に発売したのはダダリオなのです。なんと1974年のこと。その歴史は意外に新しいですね。
ご存知の方が多いと思いますが、フォスファーブロンズは「銅とリンが混ぜられている材質のこと」(リン青銅)です。煌びやかで、抜群のボリューム感!またロングライフ!
1セット630円!です。
70年代は海外のセット弦は2,000円位しました。それを1ヶ月~2ヶ月張っていたのを思い出します。
【弦】メール便対象商品!D'Addario EJ15 Extra Light 【※メール便】 |